さらに、ヘモグロビン値が10g/dlを下回るようになると、日常生活でも身体のだるさや重さを感じるようになり、ランニングどころか病的な状態に陥ってしまいます。
ただし、貧血は予防できます。食事から鉄分とタンパク質、ビタミンCを摂取することで、あらかじめ新しい赤血球を作る材料を準備しておくのです。
レバーや大豆、豚肉がおすすめ
マラソン選手が長期合宿を行うときに食べる貧血予防の食材として定番なのが、鉄分を多く含んだレバー、植物性タンパク質の代表である大豆、動物性タンパク質で代謝を促すビタミンB群が豊富な豚肉、そしてミネラルが豊富なひじきなどの海藻類です。
また、貧血予防になる珍しい食材としてデーツがあります。
デーツは鉄分がプルーンとほぼ同量含まれているほか、血液を作るビタミンとして注目されている「葉酸」が豊富で、その値はプルーンの6倍強にもなります。さらに、血糖値を徐々に上げてくれる低GI食品でもあります。サウジアラビアではデーツが貧血の治療に使われているそうです。
このように、日ごろ口にする食材を意識してみるだけでも、貧血予防につながりますので、取り入れやすいところから試してみるのがお勧めです。
ランニング習慣が健康にいいことは間違いないと思います。しかし、健康管理を怠って、とにかく走ることばかりやりすぎると骨密度の低下や貧血などの問題が起きるという事実も忘れないようにしましょう。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら