秋のマラソンシーズン真っ只中、コロナ禍が落ち着き、2019年以来3年ぶりにレースを再開する地域も増えてきました。流行りのグリーンやオレンジなどおしゃれなTシャツを着て、最新の厚底ランニングシューズで颯爽と走る。久しぶりのレースを控え、モチベーションアップした市民ランナーをいたるところで見かけるようになりました。
たいていは1人でラン
ところで、街で見かけるジョガー(ランナー)のほとんどは1人で走っています。たまに、夫婦やカップルと思われる男女が楽しそうに会話しながら走る(ランニングデートと呼びます)光景も見かけますが、老若男女を問わずたいていは「おひとりさまラン」です。
なぜでしょうか?
そもそも、いつでも、どこでも、1人でもできる手軽な有酸素運動がランニングです。
たとえば、テニスのような球技だと(壁打ちテニスは別にして)施設を予約し、テニスコートまで出かける必要があります。そして、パートナーと予約した時間を合わせてプレイしなければテニスが成り立ちません。その点、ランニングは違います。思い立ったとき、ちょっとした合間に、ウェアとシューズさえ準備できれば「おひとりさま」で走ることができます。
1人で走っていても、スマートフォンやランニングウォッチなどのランニング系ガジェット(電子機器小物)があれば困ることはありません。近年、ランニングガジェットの進化は著しく、屋外であればどこを走っても走った距離やペース(キロ何分)がGPSによって正確に計測できます。また、電子マネーの機能を備えていれば財布もいりません。喉が乾いたらコンビニに立ち寄って電子マネーで簡単に飲み物をゲットできるのです。
そんな気楽で楽しい「おひとりさまラン」ですが、誰もが感じている問題が1点あります。のんびり走っていると走ることに飽きてしまうのです。
走る目的がストレス解消であれば、行為そのものが気持ちいいので飽きないでしょう。また、頭の中を整理するために走っている場合も、ずっと何かを考えながら走っているので飽きないと思います。しかし、それ以外の場合は飽きることがよくあります。
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