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公文式は、なぜマレーシアでも根付いたのか 188教室で約4万人もの子どもが学習

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公文で使う教材は基本ほぼ全世界共通で、教材の開発は日本で行っている。つまり、マレーシアのカリュキュラムには合わせていない。教えるのは英語と数学だけ。公用語であるマレー語をはじめとして中国語、理科、社会などの教科はない。

日本人を対象に日本と同様の教材を使用する教室もわずかながら存在するものの、教室のうちのほとんどは指導者も生徒もマレーシア人だ。

口コミで公文式が普及した

マレーシアでの公文の広がりは、おもに口コミによるものだという。マレーシアの公立学校には国家統一試験があり、統一試験に合格しないと進学できないため、特別な試験対策のための塾が盛んだ。なぜ、試験対策と関係ない公文式に子どもを送る親がいるのだろうか。

マレーシア公文の高津昌弘社長

「マレーシアでは一見、受験のための塾が盛んなようですが、よく見ていると、小手先の受験テクニックよりも、自分で学習し続けて行く力を付けてほしいと思っている親が多い印象を受けます。試験合格が最終目標ではなく、合格した後もずっと勉強が続くと親のほうもわかっている。そこで公文のセルフ・ラーニング(自学自習)というモットーが現地に受け入れられたのではないでしょうか。あえて言うなら、マレーシアの親の特徴は、自分で学習し、自分で歩いて行ける子どもにしたいという思いが強いことです」

こう高津社長は説明する。公文式の大きな特徴は、指導者が教えるスタイルではなく、「自学自習」でプリントを見ながら自分で解き方を考え、自分のペースで学習することだ。

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【同一の教材で事足りるのか】

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