亜女子はなぜ、SNSをここまで「盛る」のか 転職から政治的活動まで、徹底的に使い倒す
アジア随一の先進国である日本だが、こと若い女子たちのSNS活用という分野においては、ずっと遅れているのかもしれない。ちょっと海外に目を向けてみると、亜女子(アジア女子)たちは、スマホ片手に複数のSNSを用途別に使いこなし、自己アピール全開なのだ。
タイ、マレーシア、ミャンマー、ベトナム、インドネシア、中国、韓国の7カ国に暮らす「博報堂亜女子会議」の女子たちに聞いてみたところ、主に使っているSNSは、Facebook、Twitter、Instagram、LINE、Whatsapp、Viber、Skype、755、Zalo(ベトナムのチャットアプリ)、kakaotalk(韓国発)、Wechat(中国で普及)、Path(インドネシアで普及)、Linkedin、Tangoなどで、1人が複数を使いこなしている。聞いたことのないものがある人は要チェックだ。
一生のパートナーもSNSで
ところで、Facebookの友達数、あなたには何人いるだろうか。驚くことに、亜女子の多くは1000人超え。芸能人でも企業家でもない普通の女性達が、である。ちなみに日本の普通のOLで友達数1000人超という人を私は知らない。多くて500~600人、平均100-200人、数十人という人もざらである。
「友達の友達はもちろん友達よ」。そう口を揃える亜女子は、友達の友達からの申請ならば会っていなくても「承認」するようだ。まったく知らない人からの友達申請も、相手の様子を探ってよさそうならば友達になる。いったいどんなモチベーションがあって、こんなにも友達数を増やすのだろう。
ベトナムのマルさんは、「Facebook上で知り合いになったオーストラリア在住のベトナム男子とチャットを重ね、彼が帰国した時に会いました。友達が多いと楽しみも増え、多くのことを学べるわ」と話す。マレーシアのダヤさんも、現在の婚約者はFacebookが縁だったという。友達の友達として知り合い、コメントをみて人柄を知り、メッセージを送り合って、仲を深めていったそうだ。
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