亜女子はなぜ、SNSをここまで「盛る」のか 転職から政治的活動まで、徹底的に使い倒す
それに比べ、日本の女子は警戒心が強い。見知らぬ人からの申請はスルー、友達の友達だからといって、誰彼友達になることはないだろう。亜女子の出会いに対する積極性や、外へ発信していくパワーには、驚くばかりだ。
「みんな自分がものすごく大好き。週に2回プロフィール写真を変えているジャカルタ女子を探すのは、そう難しくない」。これはジャカルタ在住の日本人から寄せられた声だ。ついに近頃では「自撮りは、自分を賞賛しうぬぼれている。これは神に対する罪だ」というコラムが同国内で話題になった。これに反発した若者は、セルフィースティックを使って、さらに自撮りに励んだという。
すさまじいセルフブランディングはここにも
どの亜女子のプロフィール写真も、まるでファッション雑誌から抜け出したようなもの、モデル張りのポージングのもので、見ていて楽しくなる。ただ後に素顔を知ると、(もちろん素顔だってかわいいのだが)その変身ぶりには軽くだまされた感も漂う。
そもそも中華系や韓国の亜女子たちは、誕生日やウェディングなどの記念日に凝った写真集をつくる習慣があるので、自分を盛ることにさほど抵抗がないのだろう。それにしても、他国の亜女子たちも含め、自分アピールに対する力の入れようはすさまじい。
アピールのしどころは、なにも写真だけではない。「中国人は面子を重んじるので、いいことしか書かないというのが一つの特徴。SNSでも、自己PRやセルフブランディングをする傾向があるの」と話すのは、上海のジンクンさん。なるほど、話は半分に聞いておいたほうがいいのかもしれない。もしくは、そこを褒め称えることでいい関係を保てるのかもしれない。
仕事柄、世界中の社員と日常的にチャットをしている日本の女子(女の欲望ラボ会員)も、「中国女子は気合がハンパない。拡大しなければ1センチにも満たないプロフィール画像枠に対して、照明と化粧とポーズの気合が雑誌級。笑えてしまうほどです」と話す。
経済が急速に発展中のミャンマーからは、「ミャンマーの女子は見栄っ張りなところがある。貧富の差が激しいからか、自分をより上に見せたいという気持ちが強いみたい。それがFacebookの投稿などにも現れていますね」という意見が届いた。
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