2月の衆議員選挙で落選した小沢一郎氏(83)。国会議員歴が半世紀を超える超ベテラン議員だったことから、永田町関係者の間では、一気に進みそうな世代交代や、それに伴う新たな政界再編の動きとも絡んで、同氏の行く末が注目されている。
1969年に政界デビューした小沢氏は田中角栄元首相(故人)の秘蔵っ子であり、旧田中派の中核として権勢を振るった。しかし、政権交代可能な小選挙区・比例代表制の実現を主導し、その延長線上で自民党を離党。新進党の結成に踏み切って、政権交代と政界再編を実現した。その後も旧民主党政権誕生の立役者となったことから、「政界の壊し屋」の異名でも知られてきた。
19回連続当選の“政界の寵児”が「心からお詫び」
憲政史上、誰もなしえなかった19回連続当選という偉業と、昭和・平成・令和を“政界の寵児”として駆け抜けてきた小沢氏。今回の落選を受けて、2月15日に自らのX(旧ツイッター)に「小沢一郎から御礼とお詫びのメッセージ」と題する動画を投稿した。
その中で「多くの皆さんのご支援をいただきながら、当選することができませんでした。本当に私の不徳の致すところであり、応援してくださった皆様に心からお詫びを申し上げます」と、神妙な表情で謝罪した。
そのうえで「私は56年、長い間自分の理想に向かって全力で頑張ってきたので、まったく後悔はありません」と政治生活を振り返り、自らの今後については「ここで政治生活に終止符を打つということも、まさに私の取るべき道でありますけれども、大勢の若い仲間がこのたびの選挙で落戦し、『次を目指して頑張る』と固い決意でおられます。したがって私は、自分の先輩としての責任として、可能な限り、この人たちの支援を続けていきたい。そう思っております」と強調した。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら