【気象病】台風や寒暖差の体調不調で疑うべき事 医師監修「セルフチェックリスト」や対策も紹介

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もう一つ、気象病かもしれないと思ったときにやっておきたいセルフケアがある。久手堅さんが推奨するのが、「耳のケア」だ。

気圧の影響を最も受けるのは耳なので、マッサージをするなどして血流をよくしておく。こめかみを軽く押したり、目の周囲をマッサージしたりするとよい。

7~8割の人に効果が出ている印象

久手堅さんによると、いま挙げたような気象のチェックと体調管理、規則正しい生活(メンテナンス)、そしてセルフケアの3つを実践するだけでも、10の症状が3や4になることも珍しくなく、7〜8割の人に効果が出ている印象だという。

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「治らないと思い込んでいる人は、“天気が原因のすべて”と思っている人です。しかし、もともと不調があるのであれば、そこをまず改善させることを考えてほしい。不調がある人は、コップの中に不調という水がすでに半分入っている状態です。そこに気象の影響がプラスされると、コップから水があふれるように、さまざまな不調があふれ出るのです。もともとの水、つまり不調を減らせば気圧の影響を受けても不調はあふれ出ません」

(取材・文/伊波達也)

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せたがや内科・神経内科クリニック院長
久手堅司医師

医学博士。日本内科学会・総合内科専門医、日本神経学会・神経内科専門医、日本頭痛学会・頭痛専門医、日本脳卒中学会・脳卒中専門医。1996年、北九州大学法学部法律学科卒業、2003年、東邦大学医学部医学科卒業。東邦大学附属医療センター大森病院ほかに勤務後、2013年、同院を開業。数々の特殊外来を立ち上げ、気象病にもフォーカスし話題に。9月5日、最新自著『気象病ハンドブック』(誠文堂新光社)を発刊。
東洋経済オンライン医療取材チーム 記者・ライター

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