画面は地味でも遊ぶと凄い「西部劇ゲーム」の正体 プレーして面白さがわかる「デスペラードス3」

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また、クイックセーブがあるため、何度もやり直すことができます。敵の配置や視界を考慮し、どのキャラクターのスキルを使うかを考え、戦術を作り出す。もしうまくいかなくともクイックセーブがあるおかげで手軽に何度も再挑戦できますし、無理そうであればほかの戦術を考える……という形で、自分だけの戦術を考え、実現する面白さが味わいやすくなっています。

本作は複数人のキャラクターを操作するうえに、かつリアルタイムでゲームが進行します。そのため、一度時間を止めて各キャラクターに指示を出す「対決モード」が存在しています。

これでうまく指示を出せば、時間が動き出した瞬間に大勢の敵を蹴散らすコンボを実現させることも可能。戦略的にも非常に重要なうえ、カッコいいシーンを作り出せる部分もまた楽しいのです。

物語はシンプル、でも魅力はたっぷり

『デスペラードス3』はやはり前述の戦略性が面白いのですが、個人的にはストーリーも見どころだと思っています。

本作は主人公が復讐を行うというありがちなストーリーで、さらに物語の描写もあまり多くありません。ステージ開始時・終了時に短めの会話劇があるくらいです。

しかし、この短い会話で物語をよく描けているんですね。

主人公の相棒となる「ヘクター・メンドーサ」は、無精髭が目立つ不衛生な男なのですが、彼がなぜ相棒になったのかといった話も、短いなかにグッとくる要素を詰め込んでいるのです。

ストーリーも魅力(画像はSteamより)
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