「発売から11年経っても超人気」ゲームの驚く中身 何をやってもいい!自由すぎる「スカイリム」

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『The Elder Scrolls V: Skyrim(スカイリム)』が人気の理由とは(画像は任天堂公式サイトより)
「テレビゲーム」は子どもがやるものと思われがちですが、書籍や映画ともまた違う独自のシリアスな、あるいはユニークな作品が多数あります。その魅力は奥深く、大人の趣味として楽しめるほどに成熟しているといっても過言ではありません。
そこで、この連載では、ゲームの評論やコラムを10年以上書き続けているゲームライター、いわばゲームを遊ぶプロである渡邉卓也氏が、ゲーマーからは人気でも一般的にはあまり知られていないであろう著名な作品や傑作を紹介します。
第12回は、オープンワールドRPGとしての定番かつ決定的な傑作『The Elder Scrolls V: Skyrim(スカイリム)』を取り上げます。
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昨今は「オープンワールド」というゲームの要素が流行しています。これは広大なフィールドを自由に冒険できるように作られたゲームだと捉えてもらって問題ありません(きちんとした定義もあるのですが、ややこしい話になるので割愛します)。

そして、オープンワールドRPGの傑作といえば真っ先に名前が出てくるのが、今回紹介する『The Elder Scrolls V: Skyrim(略称:スカイリム)』でしょう。

本作は1994年から続く「The Elder Scrolls」シリーズの最新作なのですが、過去の細かいことは知らなくてもOK。ドラゴンが空を飛び、エルフや獣人が暮らすファンタジー世界を満喫するようなRPGといえます。

『スカイリム』は全世界で200以上のアワードを獲得しており、2016年の時点で3000万本以上の売り上げを記録しています。そもそも11年前のゲーム(2011年に発売)なのに、いまだに遊ばれているレジェンド級タイトル。ぜひ一度は体験しておきたい作品となっています。

名もなき囚人として、さまざまな運命に巻き込まれる

『スカイリム』は、アメリカのゲーム開発スタジオである「Bethesda Game Studios」によって制作された作品です。最先端かつ大規模なオープンワールドRPGといえばこの開発スタジオで、ほかにも「Fallout」シリーズや、2023年発売予定の新作『スターフィールド』も手掛けています。

「The Elder Scrolls」シリーズでは、各作品で「タムリエル大陸」の各地域が描かれています。本作では雪に覆われたスカイリム地方が舞台で、街の外では巨人やマンモスが、わが物顔で歩き回っており、なかなか厳しい環境となっているのです。

また、スカイリム地方では帝国軍と反乱軍が信仰をめぐってモメており、きな臭い情勢になっています。プレイヤーは名もなき囚人としてこの世界を訪れ、さまざまな運命に巻き込まれていきます。

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