振り返ると斬新「ポケモン」24年前の驚く対戦方法 ゲームボーイのソフトとNINTENDO 64をつなぐ衝撃

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ポケモンスタジアム2
自分で育てたポケモンで対戦できた「ポケモンスタジアム2」(画像は任天堂公式サイトより)
「テレビゲーム」は子どもがやるものと思われがちですが、書籍や映画ともまた違う独自のシリアスな、あるいはユニークな作品が多数あります。その魅力は奥深く、大人の趣味として楽しめるほどに成熟しているといっても過言ではありません。
そこで、この連載では、ゲームの評論やコラムを10年以上書き続けているゲームライター、いわばゲームを遊ぶプロである渡邉卓也氏が、ゲーマーからは人気でも一般的にはあまり知られていないであろう著名な作品や傑作を紹介します。
第32回は、ゲーム機同士をつなげる仕組みが今となってはおもしろい『ポケモンスタジアム2』を紹介します。

4月12日からSwitchで遊べる「ポケモンスタジアム2」

テレビゲームの進歩はめざましく、数年経てばもうすっかり古くなってしまいます。ましてや20年以上も前の作品ともなれば、若者からすると信じられないような仕組みになっていたりするのです。

今回取り上げるのは、1999年にNINTENDO 64で発売された『ポケモンスタジアム2』です。本作はゲームボーイの『ポケットモンスター赤・緑・青・ピカチュウ』で育てたポケモンを連れてきて、さまざまな対戦を楽しめるゲームとなっています。

上記の説明を読むと、本作を知らない人は「どういうこと?」と思うかもしれません。今でこそNintendo Switchが1台あるだけでポケモン本編を遊ぶこともできますし、3Dグラフィックによる迫力ある通信対戦を楽しめます。しかし当時はまだ実現不可能で、NINTENDO 64という据置機が別途必要だったのです。

そんな『ポケモンスタジアム2』は、2023年4月12日からNintendo Switchで遊べるようになりました。この機会に、本作をあらためて振り返ってみましょう。

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