発売当時は「みんなで遊ぶRPG」は珍しかった
もはや「ポケットモンスター」シリーズは、知らない人のほうが少ないのでは?というくらいに人気ですし、ポケモンという存在は日本どころか世界中で愛されています。そんなすばらしいポケモンの原点は、ゲームボーイで1996年に発売された『ポケットモンスター 赤・緑』です。
本作の何がすごかったのかを語るには、まず当時の時代背景を知らなければなりません。1996年はNINTENDO64やPlayStationが現役のころで、テレホーダイは存在しましたが、多くの家庭にインターネット環境が根付いているわけではありませんでした。
今やゲーム機もインターネット接続は当たり前になっており、オンラインで世界中の人と気軽に遊べるようになっています。しかし1996年当時はまだオンラインゲームもそこまで世間になじんでおらず、「みんなで遊ぶRPG」というのは珍しいものでした。
そう、『ポケットモンスター 赤・緑』の大きな魅力は、それまで1人で遊ぶゲームだったRPGを拡張し、マルチプレイ(複数の人と一緒に遊ぶ形式)のゲームとしてとらえなおしたところにあるのです。
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