こうしてポケモンは多くの人の心に刻まれたのですが、時間が経つにつれて立ち位置が少しずつ変化してきます。その後はインターネット環境が少しずつ普及し、1997年には『ウルティマ オンライン』といったオンラインゲームが登場して流行し、みんなで遊ぶRPGが徐々に当たり前になっていきました。
「ポケットモンスター」シリーズはテレビゲームのみならず、アニメ、グッズ、カードゲーム、キャンペーンなどで多角的に人気を獲得し、もはや「ポケモン」という存在そのものが有力になっていきます。ざっくりいえば、キャラクターとして人気を確立したわけですね。
27年も経った今になるとより感慨深いタイトル
確かに『ポケットモンスター 赤・緑』は衝撃的なゲームでしたが、今の「ポケットモンスター」シリーズはテレビゲームとしては古典的な部類です。2022年に発売された『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』はオープンワールド(広大なゲームの世界を自由に冒険できるゲーム)になりましたが、それも“ようやく”といったところで、残念ながら技術的に遅れているようにも感じられます。
今や、テレビゲームの「ポケットモンスター」シリーズは「より多くの人が遊べるような、古きよき時代から続くゲーム」という印象ですが、『ポケットモンスター 赤・緑』はそれとはちょっと違っていました。時代の寵児ならぬ「時代のテレビゲーム」といったところで、27年も経った今になるとより感慨深いタイトルなのです。
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