「1」と「2」でディレクターが異なる
テレビゲームでも映画でも、ナンバリング作品(派生作品ではない正当な続編)は注目を集めるものです。初代が人気だったから続編が作られるわけですし、前作の反省を活かしてブラッシュアップした2や3が不朽の名作になることもありえます。
しかし、今回取り上げる『星のカービィ2』は少し事情が異なります。というのも、本作は『星のカービィ』シリーズのナンバリング作品ではあるものの、どちらかというと異色作なのですから。
こうなったのには事情があります。そもそもカービィの生みの親は、2003年までハル研究所に所属していた桜井政博氏。彼は『星のカービィ 夢の泉の物語』『星のカービィ スーパーデラックス』『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズなどでディレクターを担当していますが、実は『星のカービィ2』のスタッフロールに名前は載っていません。
では、ナンバリング作品である『星のカービィ2』は誰がディレクションを担当したのかというと、ハル研究所の下村真一氏。そう、『星のカービィ2』は直系の続編に見えて、ディレクターが異なるのです。
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