発売28年「星のカービィ2」今遊んでも"異色"な中身 Nintendo Switchでプレー可能、ファンは賛否両論

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「星のカービィ2」プレー画面
『星のカービィ2』が異色と言われる理由とは?(画像は任天堂公式サイトより)
「テレビゲーム」は子どもがやるものと思われがちですが、書籍や映画ともまた違う独自のシリアスな、あるいはユニークな作品が多数あります。その魅力は奥深く、大人の趣味として楽しめるほどに成熟しているといっても過言ではありません。
そこで、この連載では、ゲームの評論やコラムを10年以上書き続けているゲームライター、いわばゲームを遊ぶプロである渡邉卓也氏が、ゲーマーからは人気でも一般的にはあまり知られていないであろう著名な作品や傑作を紹介します。
第31回は、ナンバリングなのに正統派ではない『星のカービィ2』です。

「1」と「2」でディレクターが異なる

テレビゲームでも映画でも、ナンバリング作品(派生作品ではない正当な続編)は注目を集めるものです。初代が人気だったから続編が作られるわけですし、前作の反省を活かしてブラッシュアップした2や3が不朽の名作になることもありえます。

しかし、今回取り上げる『星のカービィ2』は少し事情が異なります。というのも、本作は『星のカービィ』シリーズのナンバリング作品ではあるものの、どちらかというと異色作なのですから。

こうなったのには事情があります。そもそもカービィの生みの親は、2003年までハル研究所に所属していた桜井政博氏。彼は『星のカービィ 夢の泉の物語』『星のカービィ スーパーデラックス』『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズなどでディレクターを担当していますが、実は『星のカービィ2』のスタッフロールに名前は載っていません。

では、ナンバリング作品である『星のカービィ2』は誰がディレクションを担当したのかというと、ハル研究所の下村真一氏。そう、『星のカービィ2』は直系の続編に見えて、ディレクターが異なるのです。

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