今年リメイク「星のカービィWii」開発秘話に驚く訳 3度の開発中止、前作から11年のブランク

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星のカービィ Wii
『星のカービィ Wii』の開発にはさまざまな苦労がありました (画像は任天堂公式サイトより)
「テレビゲーム」は子どもがやるものと思われがちですが、書籍や映画ともまた違う独自のシリアスな、あるいはユニークな作品が多数あります。その魅力は奥深く、大人の趣味として楽しめるほどに成熟しているといっても過言ではありません。
そこで、この連載では、ゲームの評論やコラムを10年以上書き続けているゲームライター、いわばゲームを遊ぶプロである渡邉卓也氏が、ゲーマーからは人気でも一般的にはあまり知られていないであろう著名な作品や傑作を紹介します。
第28回は、今年リメイクされた『星のカービィ Wii』を取り上げます。

大きな問題に見舞われた『星のカービィ Wii』

「星のカービィ」をご存じでしょうか。

ピンクで丸いカービィは、テレビゲーム出身のキャラクターでありつつも、その愛らしい姿から老若男女に好かれています。グッズのなかには女性向けコスメ商品もあるほどなのです。

シリーズ初となるタイトルは、1992年にゲームボーイで発売された『星のカービィ』。当時のアクションゲームは難易度が高いものが多く、その状況を考慮したうえで、「より多くの人が楽しめるやさしいゲーム」として開発されました。

現在も「星のカービィ」シリーズは続いており、子どもも大人も楽しめるゲームとして親しまれています。しかしながらシリーズが長く続くとなると、どうしても困難に直面することも。とくに大きな問題に見舞われ、なんとか復活できたのが、今回紹介する『星のカービィ Wii』なのです。

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