今年リメイク「星のカービィWii」開発秘話に驚く訳 3度の開発中止、前作から11年のブランク

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『星のカービィ Wii』は、2011年にWiiで発売された2Dアクションゲーム。開発はシリーズを手掛けるハル研究所が担当しています。

実は、一時期「星のカービィ」シリーズはなかなか家庭用据置ゲーム機向けの新作が出ていませんでした。『星のカービィ Wii』の前に出たのは2000年の『星のカービィ64』で、11年間もブランクがあったのです。

その間も携帯ゲーム機向けに『星のカービィ 夢の泉デラックス』や『星のカービィ 鏡の大迷宮』といった作品が出てはいたのですが、やはり「正統王道カービィ」と呼べる作品をファンも待っていました。

もちろん、11年の間に何もしていなかったわけではなく、3つのプロトタイプが用意されていたそうです。1つ目は4人同時に遊べることをコンセプトにした作品、2つ目は3D空間で箱庭世界を楽しめる作品、そして3つ目は絵本の中をイメージした作品となっています。

とはいえ、残念なことにその3作品が世に出ることはありませんでした。その後になんとしても「星のカービィ」シリーズの新作を出そうと意気込んで作られたのが『星のカービィ Wii』でした。

『星のカービィ Wii』(画像は任天堂公式サイトより)

4人で同時プレイできるのも魅力

カービィは、敵を吸い込んで吐き出したり、あるいは飲み込んで敵の能力をコピーしたりすることができる不思議ないきものです。おまけに空を飛べる能力もあり、プレイヤーがとても有利になるよう作られています。

また、シチュエーションに合わせてさまざまなコピー能力を使うとより楽しく遊べます。上から物が降ってくるときは傘で防げる「パラソル」を、たくさんの敵がいる場所では竜巻で駆け抜けられる「トルネイド」を使うなど、コピー能力を活かせる状況がたくさん用意されています。

『星のカービィ Wii』は4人で同時プレイできるのも魅力です。Wiiはファミリー層に特に人気が出たため、このゲームを家族・きょうだい・友人と一緒に楽しく遊んだ人も非常に多いはず。プレイ中、いつでもゲームに参加できるのも地味ながら重要なポイントでした。

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