画面は地味でも遊ぶと凄い「西部劇ゲーム」の正体 プレーして面白さがわかる「デスペラードス3」

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「デスペラードス3」は実際に遊んでみると面白さがわかります(画像はSteamより)
「テレビゲーム」は子どもがやるものと思われがちですが、書籍や映画ともまた違う独自のシリアスな、あるいはユニークな作品が多数あります。その魅力は奥深く、大人の趣味として楽しめるほどに成熟しているといっても過言ではありません。
そこで、この連載では、ゲームの評論やコラムを10年以上書き続けているゲームライター、いわばゲームを遊ぶプロである渡邉卓也氏が、ゲーマーからは人気でも一般的にはあまり知られていないであろう著名な作品や傑作を紹介します。
第16回は、遊んでみればそのスゴさがわかる『Desperados III(デスペラードス3)』を紹介します。
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画面だけでは地味に見えてしまう傑作

テレビゲームならではの特徴とは何かご存じでしょうか。映画や本などと比較するといろいろな違いがあるのですが、やはり一番大きいのは「プレイヤーが主体的になって進めていく」という部分です。

例えば、RPGであれば町をどのように探索するかもプレイヤー次第ですし、アクションゲームであれば自分でキャラクターを動かしていく必要があります。ざっくりいえば、「プレイヤーが操作して遊ぶからこそ面白い」というのがテレビゲームの大きな特徴といえるわけですね(もちろん例外もあります)。

しかしこれは逆にいえば、「実際に遊んでみないと面白さがわからない」ということでもあります。昨今のゲームは見た目にも映えるように作られていますが、ジャンル上それが難しいケースもあるわけです。

今回紹介する『デスペラードス3』は、画面だけでは地味に見えてしまう傑作といえます。しかし遊んでみれば、こんなに面白いゲームはそうないと断言できるのです。

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