日立は、こうしてインド事業を2倍に増やす インドに根づいた活動を展開

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日立インド・ソフトウェアグループのゼネラルマネージャー、田村正義さん
日立のインドにおける目標は「社会イノベーション事業を通じてインド社会の中長期的発展に貢献する」だ。日立のインドでの事業規模は大きく、2013年度に1000億円の売り上げを達成し、2015年度にはそれを、ほぼ2倍の2100億円にすることを目標としている。
インドのバンガロールを拠点に活躍している日立インドのソフトウェアグループのゼネラルマネージャー、田村正義氏はインドに対する情熱にあふれている。その目標は、インドで、インドと共に、インドと世界のために寄与することにある。
田村氏は、アンデラプラデッシュ州にあるSASI工科大学 (SASI Institute of Engineering and Technology)から名誉教授の称号を与えられた。NMIMS経営大学(Narsee Monjee Institute of Management Studies)も同様に田村氏に名誉教授の称号を授与している。田村氏はこれまでインド29州の内の20の州を訪れ、多数のインド映画から学び、インドについて書かれたたくさんの書物を読んできた。バンガロールの公用語であるカンナダ語も話すことができる。
そのようなインドにおける幅広い活動と経験を活かし、田村氏はNASSCOM(インドの全国ソフトウェア・サービス企業協会)のJapan Council(日本協力委員会)の副会長も務めている。

ボンベイが日立初の海外支社

――日立がインドでこれまで行ってきたこと、事業規模などを教えてください。

 日立は1935年にインドでの最初の一歩を踏み出しました。そして今では31の会社があり、と約10000人の従業員が日立グループで働いています。1935年にはムンバイにオフィスを開設しましたが、これが日立にとって初の海外支社でした。

1953年には電気機関車を、1958年には水力発電装置を供給しています。1997年にはソフトウェアのオフショア開発をインドで始めました。

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