リーダーに必要なのは「指示ではなく依頼」の意味 自分が上でなければならないという考えはダメ
「自分がトップ」のチームにしない
チームで仕事をする意味、それは「1人ではできない大きな仕事を実現するため」「個人がもっていない能力を全体で補うため」であるはずです。
でも現実には、自分が「リーダー」としてチームをつくり、運営するとき、つい「上司」として行動してしまっていないでしょうか? いいかえるなら、自分がすべてにおいて上でなければならないという責任感で、メンバーを選び、接してしまっていないでしょうか?
チームで目標を達成しようとするとき、これは逆効果です。
チームというのは、みんなで大きな仕事をしたり、自分のもっていない能力を補うために組むものですから、むしろ自分よりも能力の高い人を集め、それぞれをプロフェッショナルとして尊重して接したほうがうまくいきます。昨今の働き方や新技術の観点では、若ければ若いほど新しいものを持ち込んでくれます。
ここでのコミュニケーションは、「指示・命令」ではなく、「期待・依頼」にもとづくもの、つまり、上から目線で知ったかぶりをするのではなく、教えを請うべきだということです。
ただ本音をいえば、これって勇気が要りますよね。メンバーの目にはリーダーとして不甲斐なく映り、その心が離れていくのではないか……と。
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