健康診断「空腹時血糖値が正常」でも安心できぬ訳 血圧、コレステロール、血糖値の数値の正しい見方

生活習慣病は動脈硬化を進めてしまう
「高血圧」「脂質異常症」「糖尿病」は三大生活習慣病です。なぜ「三大」生活習慣病と呼ばれるのかといえば、血管を老けさせるから。つまり、血管が狭くなったり詰まったりする「動脈硬化」を進めてしまうからです。
血圧が高かったり、血糖値が高かったり、コレステロール値が高かったり、喫煙していたりすると、物理的なストレスに加えて酸化ストレスというものが生じて、血管の内側の壁が軽く傷つけられます。
その傷つけられた部分に白血球がやってきて、壁の内側に入りこみます。さらに、血中に余分なコレステロールがたまっていると、その傷からコレステロールもどんどん壁の内側に入ってきてしまいます。
血管の壁の内側に入りこんだ白血球は、コレステロールをどんどん捕食していくのですが、食べ続けたあとで死んでしまいます。そして、コレステロールをバーッと広げてしまう。その結果、ゴミのようなコレステロールの塊が、血管の内側でどんどんたまっていくのです。
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