「老けない人」は大人になっても遊んでいる 遊びと仕事は境界線が曖昧なほうがいい
子ども時代の遊びがインスピレーションに
1年間対話するより、1時間ともに遊んだ方が、相手の人柄はよくわかる。
――プラトン
1952年に生まれ、子ども時代を京都北西部の山村で過ごしたその少年は、いつも夢見がちだった。木切れと紐でおもちゃを作り、指人形を作っては芝居を演じ、漫画を描き、村の周囲の山や渓谷を探検した。
成長するにつれて、少年はますます多くの時間を自然の中で過ごすようになった。8歳の夏には、山を歩いていて洞窟を見つけた。その夏の間、彼はしばしばその大きく暗い洞窟にこもり、イマジネーションをめぐらせた。
大人になった彼、宮本茂は、こうした屋外での探検にインスピレーションを得て、きわめて影響力のある作品を生み出した。テレビゲームの「スーパーマリオブラザーズ」である。


















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