人生を充実させるのに大きな変化はいらない

スタンフォード流最高の人生設計術とは?

人生を見直すのに「遅すぎる」ことはない(写真:Fast&Slow/PIXTA)
「何だか仕事が面白くない」「もっと充実した人生を送りたい」。長い人生の中で、誰しも一度は自分の仕事や人生に悩みや疑問を持つことがあるだろう。そんなとき、自分の人生をデザインし直すことができたとしたら……。
実は、米スタンフォード大学には、まさに自分の人生設計を見直せる「Designing Your Life(ライフデザイン)」という講座があり、人気を博している。この講座がユニークなのは、講師がデザイナーで、デザイン思考を生かした人生設計を試みていることだ。
この講座で教えられている人生設計術をまとめた『ライフデザイン スタンフォード式最高の人生設計』の共同著者の1人で、同大デザイン・プログラムのエグゼクティブ・ディレクターであるビル・バーネット氏は、アップルや玩具大手ハズブロなどで働いた経験を持つ生粋のデザイナー。今や米国の大学や企業からも注目されているライフデザインの効果について聞いた。

10週間でものすごく変わる

――スタンフォードでは約15%の学生が受講しているそうですね。

スタンフォードでは、3つの講座を持っていて、1つは、4年生向け。彼らは卒業後の人生を仕事も含めて充実させたいと考えているので、非常に熱心だ。多くは将来に不安を抱いているからね。それから、1年生向け、そして博士課過程の学生向けにも教えている。すべて10週間の授業だ。

ライフデザインの授業で学生たちに何を求めているかを聞くと、多くが「意味のある人生を送りたい」「興味深くてクリエイティブな仕事をしたい。毎日同じつまらない作業を繰り返した揚げ句、引退してからやることがないようにはなりたくない」と答える。

――10週間で結構変わるものですか?

ものすごく変わる。博士課程の学生がライフデザインの授業について研究を行ったことがあって、講座を受けている学生と受けていない学生を比べたところ、2つのグループに大きな違いがあることがわかった。

次ページ受講生に起きた大きな変化とは?
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • 最新の週刊東洋経済
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 買わない生活
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ホンダ「4代目フィット」がイマイチ売れていない理由
ホンダ「4代目フィット」がイマイチ売れていない理由
京セラのガラパゴススマホ「トルク」がたどり着いた境地
京セラのガラパゴススマホ「トルク」がたどり着いた境地
「半導体パニック」自動車産業に与える巨大衝撃
「半導体パニック」自動車産業に与える巨大衝撃
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
これが世界のビジネス常識<br>会社とジェンダー

「ジェンダーギャップ指数ランキング2021」で日本は120位という結果に。先進7カ国中で最下位かつ、女性の社会的地位が低いとされるアフリカ諸国よりも下です。根強く残る男女格差の解消は、日本経済が再び競争力を取り戻すために必須の条件です。

東洋経済education×ICT