「自己実現」という言葉になんだかもやっとする訳 コロナ禍で迷子になってしまっている人たちへ

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働き方が多様化する中で、よく聞かれるようになった「自己表現」という言葉。この考え方に高いハードルを感じるのはなぜでしょうか? (写真:8x10/PIXTA)
コロナ禍を経て働き方が多様化する中で、「自己実現」という言葉がよく聞かれるようになった。不確実性が高い時代だからこそ、自分の好きなことをして生きていく、という考え方だ。が、この考え方に高いハードルを感じる人も少なからずいるだろう。
これに対して、「それは自己実現があまりに尊いものになっているから」と語るのが、フリーランスや転職・副業希望者などの人材マッチング事業を手がける「働き方」のプロ、みらいワークスの岡本祥治社長と、広告代理店で働くかたわら週末は「リーマントラベラー」として世界中を旅している「休み方」のプロ、東松寛文氏だ。どういうことか。
前編:在宅勤務増えて加速する日本の職場の「昭和化」

いよいよ「自分らしさ」を持つことが必要に

――2年前の対談では、自分自身と向き合い、大切にしている価値観や、自分らしい生き方を見つめ直す「内省」の時間をお2人とも大事にしていると話していました。

東松:そのときも「会社や仕事ではなく、自分を中心にして生きる」ことの大切さについて話したのですが、2年が経ってよりその思いが強くなりましたね。リモートワークの普及に加えて、誰でもできる仕事が人工知能(AI)に代替される、あるいは外注でもできるという流れがより加速した。いよいよ「自分らしさ」を持つことが必要な時代が来たなと思います。

岡本:東松さんの周りでも、自分らしさについて悩んでいる人、内省している人は増えていますか?

東松:「どうやってやりたいことを見つけたらいい?」と相談を受けることがすごく増えましたね。コロナで働き方が変わって、自分と向き合う時間は増えたけど、そもそも自分との向き合い方がわからない。ふとした瞬間に「自分ってなんだろう?」「自分は何をしたいんだろう?」と不安に思うみたいです。

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