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「自己実現」という言葉になんだかもやっとする訳 コロナ禍で迷子になってしまっている人たちへ

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  • 岡本 祥治 みらいワークス社長
  • 東松 寛文 リーマントラベラー、休み方研究家
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東松:帰りのほうが、巻末にあるその国の歴史や交通ルールなどの知識が入ってくるんですよ。それが楽しくて。まさに岡本さんのおっしゃるとおり、知識よりは体験が先で、そのほうがだんぜんインプット効率がいいんですよね。

岡本:僕も、例えばキューバに行ったときにはチェ・ゲバラの自伝やキューバの歴史などの本を持っていくのですが、行きよりも帰りのほうが読んでいて楽しいんです。それで、一度行ったら、キューバに関するニュースを見ても興味を持てるし、すぐにスッと入ってくるんですよ。

日常ばかりでは、気づけることも気づけなくなる

東松:だから、内省するうえでも旅がいちばん手っ取り早いというのはそこなんです。異国の地で非日常を楽しむだけで、勝手に自分の興味の範囲や視野が広がっていく。

岡本:「内省がうまくできない」という人は、内省しかしていなくて、事前のアクションがない人かもしれませんね。アクションがないと、どこかで思考が行き詰まってしまう。

東松:日常ばかりでは、気づけることも気づけなくなる。でも、旅に行って非日常に浸りながら普段では味わえない体験をすると、好き嫌いとか得意・苦手とか、自分について気づけることがたくさんあるんです。

岡本:内省のための「材料」を仕入れるようなところがありますよね。普段の冷蔵庫の中身だけだと作れる料理も限られる。

東松:そうそう。いつもの八百屋じゃなくて、普段行かないような高級スーパーに行って知らない材料を仕入れたほうが、料理のレパートリーも広がります。だから旅に行く習慣がない人ほど、内省の材料が少なくて困っているのではないでしょうか。

でも、旅をしなくても、意識1つで「非日常を楽しむ」ことはできます。ちょっと帰り道を変えてみるだけでもいいんです。

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【ポストコロナは海外旅行の価値が高まる】

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