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「自己実現」という言葉になんだかもやっとする訳 コロナ禍で迷子になってしまっている人たちへ

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  • 岡本 祥治 みらいワークス社長
  • 東松 寛文 リーマントラベラー、休み方研究家
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――多くの国や地域で日本からの旅行者に対する入国制限が緩和されるなど、しばらく凍結されていた海外旅行の機運が高まっています。ポストコロナで、旅との向き合い方は変化しそうですか?

岡本:実は、近々海外に1週間ほどワーケーションで行ってみようかなと計画しています。長い間日本語を聞かない「非日常」の環境のほうが内省には適しています。ただ、その非日常に仕事という「日常」を持ち込むのはまだ経験がないので、そこでどのくらい内省が進むのか試してみたいんです。

東松:国内のワーケーションと海外のワーケーションでは、まったく違う体験になりそうですね。僕もハワイでのワーケーションの実証実験に参加したことがあったのですが、仕事が終わったあとに待っている「ごほうび」が、やっぱり国内旅行とは圧倒的に違うんです。開放的な空間でご飯を食べるだけでも、非日常感を味わえる。特にアイデアやクリエイティビティーが必要な仕事などはすごくはかどりそうだな、と思いました。

あとは期限が決まっているぶん、効率よく働けるメリットもあります。夜は絶対に遊びに行きたい、と思うと適度なプレッシャーがかかって、すごく生産性が上がるんです。

岡本:確かに! ホテルにずっとこもっているのは嫌ですからね(笑)。

旅行に行く人と旅行に行かない人の分断が起きる?

東松:それと、今は完全にコロナ不安が解消されていないことに加え、円安や燃油サーチャージなど渡航費の高騰の影響で、海外旅行においてはある種の「分断」が進んでしまうと僕は危惧しています。旅行に行くことの価値を知っている人は、高いリスクとコストを乗り越えてでも行こうとしますが、そうでない人はそこまでして行こうとしない。

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岡本:どんどん海外を旅して、見聞を広げて内省を進める人たちと、なかなかそういうチャンスがなくて内省が進まない人に分かれる。ちょっとネガティブなシナリオですね。

東松:でも、そうなってきたときに、「内省には海外旅行に行くのがいちばん手っ取り早いよ」とますます言いやすくなるなと思いました。ある意味リモートで、グローバルでも仕事をしやすくなって「世界との距離は近づいた」などとよく言われますが、実際に現地を訪れることの非日常感、特別感は増していくのではないでしょうか。自分としては、そこの価値をより発信していきたいですね。

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