そこで、次のような方法で、子どもが主体的にテーマを決められるようサポートします。
「親が選択肢をいくつか提示し、子どもがそこから絞り込む」
テーマがなかなか思い浮かばない子でも、選択肢を出して、そこから選んでいく方法をとると、比較的興味のあるものがおのずと見えてきます。
例えば学校の科目を選択肢にすることもできます。「国語系、算数系、理科系、社会系、音楽系、図工系、体育系」の中から、どの科目に関することをやりたいか選択します。
その後、ネットでその科目のテーマ例を検索していきます。「自由研究、歴史、テーマ」とキーワードを入れるなどです。そして、出てきた複数のテーマ例から子どもが選択するという流れです。
何もないところから、テーマを捻り出すのは大変です。テーマはネットからヒントを得てもいいと思います。大切なことは、子どもが主体的に選択することです。
(2)3つの「なぜ?」を作る
テーマが決まったら、次に「問い」を作っていきます。子どもに「3つのなぜ」を何にしようか、聞いてみてください。出てこない場合は、イメージできるようにいくつか例を挙げてみます。
例えば、歴史で城をテーマにするのであれば、「なぜここに城が建てられたのか?」「なぜこの城は今まで残ったのか?」「なぜ小さい城にしたのか?」などです。
このように具体的な例をいくつか出すと子どもはイメージを浮かべやすくなります。もともと、比較的興味関心のあるテーマを設定しているはずですから、「なぜ?」は出やすいはずです。
(3)「なぜ」を調べる
次に、調べる段階です。できれば図書館に行って本を何冊か借りてきます。そして不足分はネットで調べてみます。アナログとデジタルを両方使うことで子どもは調べ方の多様性を知ることができます。
「本で調べてみて、城がここに建てられた理由はわかったけど、なぜ今まで残ったのかわからない」ということであれば、ネットで調べたり、博物館に出かけて展示物を見たり学芸員さんに質問するなどして深掘りすることもできます。
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