この2つは、そもそも子どもたちが、どう取り組んでいいかわからないタイプの宿題ではないかと思います。場合によっては親にもよくわからないかもしれません。
特に自由研究は、自由と言われると何をしていいかわからなくなりがちです。まずはネットで「夏休みの自由研究」と検索する人も多いかもしれませんが、たくさんテーマの例は出てくるものの、取り組み方までは書かれていません。自由研究にしても読書感想文にしても、本来は宿題を出す学校側が取り組み方、書き方を教えてしかるべきですが、現実はそうではないことが少なくありません。
そこで、今回と次回の2回にわたり「自由研究の取り組み方」と「読書感想文の書き方」についてお伝えします。今回は、「自由研究の取り組み方」です。
自由研究はそれこそ自由であるため、こうでなければならないというものはありませんが、可能であれば意味があるものにしたいですね。そこで、子どもの探究心を深め、論理力向上につながる「調べ学習」の自由研究について取り上げますので、よければ参考にしてみてください。
(2) 3つの「なぜ?」を作る
(3) 「なぜ」を調べる
(4) フォーマットに合わせて書いていく
この4つの手順に沿ってやっていきます。
(1)子どもが主体的にテーマを設定する
子どもが主体であってほしいものですが、現実的には親主体でやらざるをえない状況になっているかもしれません。
例えば、「どんなテーマにしたい?」といきなり子どもに問いかけても「特にない」等と返ってくることがあります。
もともと研究したいテーマがある子はそのテーマで行えばいいでしょうが、そうではない子もいます。
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