不況知らず?ヴィトンが世界で売れるワケ

親会社LVMHの日本売り上げは8%も増加

米国マイアミ州にあるルイ・ヴィトンの路面店(Angel Valentin/The New York Times)

世界最大の高級ブランドグループ、LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは、昨年の利益が64%増を記録したと発表した。高級品に対する需要は世界全体では軟化しているが、米国とヨーロッパでは需要が拡大してきたことが追い風になっている。

ルイ・ヴィトンをはじめジバンシィ、ブルガリ、ほかにもドン・ペリニヨンやヴーヴ・クリコといったシャンパンなどのブランドも傘下に収めるLVMH。2014年の純利益は56億5000万ユーロに達したという。前年度は34億ドルだった。

売上高の伸びはそれほどでもなく、6%増の306億ユーロにとどまった。会社発表によるとその主な理由は為替相場の環境に恵まれなかったことにある。

高級品消費は頭打ち?

高級品の消費拡大は2014年も続いた。ただし以前に比べると伸び率ははるかに低い。そのためLVMHに限らず、スイスのリシュモン、フランスのケリングといった、欧州の大手高級ブランドは軒並み売り上げが伸び悩んでいる。ケリング(前身PPR)の傘下にはグッチ、ボッテガ・ヴェネタ、イヴ・サン=ローランなどが含まれる。

2014年の個人向け高級品の売り上げは世界全体で前年比5%増の2200億ユーロ以上になったものと推定されている。これはイタリアの高級ブランド業界団体アルタガンマとコンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーによる調査結果だ。

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