あなたにも出来る!社労士合格体験記(第23回)--問題的中の前半から一転、慢心に足をすくわれる
今回と次回は、2005年8月28日、私にとって初の社労士試験当日の様子を、細かく掘り下げてお届けします。受験会場は青山学院大学、受験番号は060803219(下6ケタ、晴れを見に行く)という縁起のよい番号でした。
後悔しないための心掛け2点とは?
まず、私がお勧めしたい受験当日の心掛けが2点あります。1点は受験会場までの道端で、各受験予備校が配布しているパンフレットを片っ端からもらうことです。すべてもらうと、かなりの量で、正直言ってかさばりますが、このパンフレットが宝の山。各校の厳選された選択式、択一式予想問題が掲載されているからです。これを試験開始までに、ヤマをかけながら拾い読みします。
2点目はトイレです。試験中は原則、教室外に出ることはできません。でも、試験時間が長いため、挙手をして許可をもらい、途中でトイレに行くことだけは認められています。この規定を生かして、必ず1回はトイレ休憩をとることが肝要です。
タイミングとしては午前の選択式では、一通り全問を解き終わったとき、午後の択一式では、全体の約半分を解き終わったときが目安。トイレに行くといっても、実際には顔を洗うだけでもいいのです。終わった問題をリフレッシュして見直すことや、疲れてきた頭を気分転換させて、次の問題に進むきっかけにするのが大切だと私は思っています。
パンフレットの予想問題が大当たり
午前10時30分、いよいよ運命の社労士試験が開始されました。午前中は11時50分までの選択式試験ですが、ラッキーにもこの年は比較的簡単でした。スイスイと解いていき、迎えた一般常識の2科目。私にとってこの2科目が明暗を分けることになりました。
まず、驚いたのは「社会保険に関する一般常識」の問題です。出題は『厚生労働白書』の「医療保険制度の現状」からで、細かい数字を選ばなければならない2問が含まれていました。