「五月病」を撃退するツボと養生、漢方薬の活用術 季節の変わり目は「気」と「胃腸」に注意を払おう

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この時期に起こる気分の落ち込み「五月病」の対処法を、専門家が解説します(写真:lingtsyr/PIXTA)

「五月病」という言葉があるように、ゴールデンウィーク明けはだるさや疲れ、精神的な落ち込みなどを訴える患者さんが増える時期です。今年は特に寒暖差が大きいため、自律神経失調気味になり、メンタルに不調を抱えている患者さんが少なくないようです。

「土用」とは季節の変わり目のこと

季節の変わり目は心身が次の季節に適応するため、より多くのエネルギーを消耗します。東洋の考え方では、季節の変わり目を「土用(どよう)」といいます。

「土用の丑の日」にうなぎを食べる人も多いと思いますが、実は、土用は夏だけでなく、春夏秋冬のそれぞれにあります。立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間が土用の時期で、春の土用は4月下旬からゴールデンウィーク明けぐらいまでを指します。

土用には“壊して再生させる”という意味があり、春の土用は春という季節を壊して夏を作る時期と捉えます。

漢方の考え方の基礎となる五行説では、「土(ど)」は胃腸と深い関わりを持ちます。というのも、次にやってくる季節のために栄養やエネルギーを蓄えておくため、食べ物を栄養やエネルギーに変える胃腸がしっかり働く必要があるからです。

その一方で、気温差などの変化で自律神経が疲弊すると、自律神経が支配する胃腸の機能が低下するため、そこから全身への不調へとつながりやすいのです。

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