「お金が健康を遠ざけていた」という衝撃の事実 スポーツクラブ、サプリ、鍼…でも不調だった私

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粗食生活は間違いなく健康の基本。今や味噌汁用の煮干しが最大のご馳走の部類に……(写真:筆者提供)
疫病、災害、老後……。これほど便利で豊かな時代なのに、なぜだか未来は不安でいっぱい。そんな中、50歳で早期退職し、コロナ禍で講演収入がほぼゼロとなっても、楽しく我慢なしの「買わない生活」をしているという稲垣えみ子氏。不安の時代の最強のライフスタイルを実践する筆者の徒然日記、連載第21回をお届けします。

「お金を使わない=無理している」の誤解

いきなり私事で恐縮だが、コロナ禍でずっと中止中止の連続だった講演が、主催者の方に人数制限など感染防止に配慮していただきながら、少しずつ復活してきた。誠にありがたいことである。

稲垣えみ子氏による連載21回目です。

先日も「エネルギーを使わない暮らしについてお話を」と某市民団体に呼んでいただき、巨大なアクリル板越しではあるが、広い間隔をあけポツポツと座った参加者の方々に精一杯お話をさせていただくことができた。

たとえ皆様の顔の大部分がマスクで覆われていたとしても、やはりライブで話をすると、お互いの思いが行ったり来たりするのがよくわかる。その中で、本当に伝えたかったことがちゃんと伝わっていく実感がある。やはり人と人がリアルに会うというのは、実に贅沢でありがたいことだなあと改めて実感したところである。

で、後日。呼んでくださった団体の方から「イナガキさんは今の暮らしを楽しんでいらっしゃるんですねー。ずっと誤解してました!」と感想をいただいた。

そうなのだ。ここなんである。ああ誤解が解けて本当に良かった!

とにかく何が一番伝わりにくいって、まさしくそこなのだ。エネルギーやお金をあまり使わずに暮らしているというと、エライとか、頑張ってるとか思われることがほぼ100%。つまりは「無理している」と思われているのだ。

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