「お金を使わない=無理している」の誤解
いきなり私事で恐縮だが、コロナ禍でずっと中止中止の連続だった講演が、主催者の方に人数制限など感染防止に配慮していただきながら、少しずつ復活してきた。誠にありがたいことである。
先日も「エネルギーを使わない暮らしについてお話を」と某市民団体に呼んでいただき、巨大なアクリル板越しではあるが、広い間隔をあけポツポツと座った参加者の方々に精一杯お話をさせていただくことができた。
たとえ皆様の顔の大部分がマスクで覆われていたとしても、やはりライブで話をすると、お互いの思いが行ったり来たりするのがよくわかる。その中で、本当に伝えたかったことがちゃんと伝わっていく実感がある。やはり人と人がリアルに会うというのは、実に贅沢でありがたいことだなあと改めて実感したところである。
で、後日。呼んでくださった団体の方から「イナガキさんは今の暮らしを楽しんでいらっしゃるんですねー。ずっと誤解してました!」と感想をいただいた。
そうなのだ。ここなんである。ああ誤解が解けて本当に良かった!
とにかく何が一番伝わりにくいって、まさしくそこなのだ。エネルギーやお金をあまり使わずに暮らしているというと、エライとか、頑張ってるとか思われることがほぼ100%。つまりは「無理している」と思われているのだ。
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