疫病、災害、老後……。これほど便利で豊かな時代なのに、なぜだか未来は不安でいっぱい。そんな中、50歳で早期退職し、コロナ禍で講演収入がほぼゼロとなっても、楽しく我慢なしの「買わない生活」をしているという稲垣えみ子氏。不安の時代の最強のライフスタイルを実践する筆者の徒然日記、連載第20回をお届けします。
快適に「家に冷房なし」の生活10年
昨今、地球温暖化の影響か、夏の暑さがどこまでも過酷さを増している……らしいのだが。
私、実を言うとですね、今夏を、自分史上最高に快適に過ごしたのであります。しかもノーコストで! つまりは世間に山ほど出回っている暑さ対策のマシンやらグッズやらに一切何ら頼ることなく!
ってことはですね、私、ついにやったのではないだろうか?
冷房のない生活をスタートして10年。ついに、ついにこのニッポンの過酷な夏を、口笛を吹きながら余裕でキャッキャと乗り切るコツを完璧に獲得したんじゃないだろうか?
この調子でいけば、来年も再来年も、いや少なくともそこそこ健康でいられるであろう今後10年くらいは、何のコストもかけず、涼やかに夏を過ごすことはほぼ間違いない気がする。
というわけで今回は、一体なぜこのような奇跡のような生活を実現できているのか、その実相を皆様にお伝えしようと思う。
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