ハイブリッド技術に強い日本勢の難しい立ち位置 EV普及早まれば乗り遅れのリスクも

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脱炭素社会の実現に向け、自動車産業が揺れている。日本経済の屋台骨を担う国内自動車メーカーは難しい舵取りを迫られている。

日本自動車工業会が12月17日に開いたオンライン記者懇談会で、豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は電動化をめぐるメディアの論調に苦言を呈した(写真は11月のトヨタ自動車の決算会見時のもの、写真:トヨタ自動車)

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「ガソリン車さえなくせばいいんだ、と言った(短絡的な)報道がなされている」「自動車業界では一貫して『電動化』という用語を用いてきたが、メディア報道では『EV化』になる」「日本は電動化に遅れているとか異様な書かれ方をされているが、実際は違う」

国内自動車産業の業界団体である日本自動車工業会(自工会)が12月17日にオンライン方式で開催した記者懇談会。会長を務めるトヨタ自動車の豊田章男社長は、一連の報道に関して、参加した記者たちに苦言を呈した。

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