世界で初めて電気自動車「アイミーブ」を市場投入した三菱自動車が今夏、再び軽EVを発売する。
軽自動車はEV、大きい車はPHEV
ーー新たに発売する軽EVの位置づけは。
2009年にアイミーブを出した歴史と経験の延長線上という意味もあるが、やはり大きな要素としては環境に貢献するという視点だ。EVは車として走る部分だけを見るともちろん環境貢献が大きいが、製造段階でどれくらい二酸化炭素(CO2)を排出するかということも重要だ。
現状、日本では電池を多く積んだ車はどうしても製造段階でCO2排出量が大きい。そうした面からも、サイズの大きい車はプラグインハイブリッド(PHEV)が適しており、小型車で電池の積載量が大きくないものはEVが適切だと考えている。
アウトランダーとエクリプスクロスがPHEV、軽自動車はEVというのが最適な組み合わせとなる。軽EVが投入されれば、われわれの電動化戦略のピースが揃うことになる。
ーー5月20日に発売する軽EVは補助金込みで200万円を切る価格で出す予定です。一方で航続距離は170キロメートルとやや短い印象です。
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