テスラ「利益1000億円」が示す実力と次のハードル 四半期の売上高、利益が過去最高を記録

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四半期ベースで販売台数が初めて20万台を突破し収益は過去最高。いくつかの数字を見るとテスラが大きな壁を越えたことがわかる。

テスラの利益率は既存の自動車メーカーと比べても遜色がなくなってきた。写真はイーロン・マスクCEOが来日した2014年(撮影:尾形文繁)

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電気自動車(EV)メーカーのテスラが大きな関門を越えた。

7月27日に発表されたテスラの2021年4~6月(第2四半期)決算は、営業利益が13.1億ドル(売上高比率11%)、純利益が11.4億ドル(同9.6%)と、いずれも四半期で初めて10億ドルを突破した。

四半期ベースの黒字額が単に大きくなっているだけではない。利益の“質”も変わってきている。

クレジット収入依存からの脱却

これまでテスラが四半期ベースで黒字化したことはあったが、そのほとんどは規制クレジット(排出権)収入に依存していたからだ。その分を除くと実質的な純損益は赤字が大半だった。

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