マリトモ:男性用小便器の前に貼ってある言葉です。
──ああ、汚さないように。
マリトモ:そうです。男性は男性で、女性が広いトイレでくつろいでいて、油取り紙や綿棒、ナプキン、中には足の消臭スプレーやハンドクリームまで置いてある実態を知らないんですよ。
──お互い知らないまま“男女格差”が広がっているのですね。ほかにビックリしたトイレはありますか。
マリトモ:千葉県の市川市にあるゲームセンターのトイレは、驚愕レベルではズバ抜けています。お化け屋敷みたいに、わざと血痕やヘンなシミをつけて、古く汚く演出して作っています。建物自体も廃墟のような凝った演出で、私は「廃墟トイレ」と勝手に命名しました。
──怖い……。
トイレのカギと防犯対策
マリトモ:千葉県の飯給駅という無人駅の近くにある公衆トイレも驚きます。200平方メートルの敷地で、公衆トイレでは世界一の広さだそうです。丸太の柵でぐるっと覆われている中に、ガラスに囲まれたトイレがぽつんとある。これ、女性専用トイレなんです。
──危険ではないですか。
マリトモ:一応、二重ロックの構造になっています。まず柵のところで1回ロック、トイレの中でもロック。見えたら恥ずかしい方用に、カーテンも用意されています。
──そこでもマリトモさん、用を足したんですか。
マリトモ:もちろん、カーテンなしで。ただ、ここほど開放感全開のところはこれまでなかったので、さすがの私も用を足すのに5分以上、かかりました。目の前に山と空しかないし、誰かに見られている感じがして、「野グソ感」を存分に味わうことができます。
──野グソ感(笑)。盗撮その他の犯罪に気をつけてください!
マリトモ:ちなみに海外の公衆トイレでは性犯罪や殺人などが多いので、お店のトイレも専用のカギがないと入れないところが多いんです。トイレの中に勝手に閉じこもる人がいるんでしょう。店員さんに「トイレに行きたいです」と言って、カギをもらわないと入れないようになっています。
先日、アメリカのスターバックスが、妊婦にトイレのカギを渡さず、ニュースになっていました。そういうふうに、スターバックスにも専用のカギがあるようです。
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