中国人エリートが日本の文化や伝統や習慣が大好きなことは、このコラムで、すでに報告した。また、そのことが、実は中国人が嫌悪する「自分たちの未成熟さ」の裏返しに他ならない、との見方がある、とも指摘させていただいた。
さて、今回は別角度から深掘りして、下ネタで中国を分析してみたい。下ネタといっても、下品な話をするわけではない。「トイレの話」で中国人と日本人とを比較してみたい。ただ、今回は、できるだけ、食事のとき以外にお読みになることをオススメしたい。
トイレをみれば、中国がわかる
「中国のトイレはどこに行っても汚い」と信じられている。おまけに田舎に行くとトイレには間仕切りがない。いわば「キジ撃ち」の姿が丸見えだから、初めて中国にやって来た気の弱い日本人は、トイレに入る勇気さえないようだ。
近年、2008年の北京オリンピックや、2010年の上海万博を機に、中国政府は公共施設に予算をかけて綺麗にした。だが、残念ながら、しばらくするとまた汚くなってくる。彼らはメンテナンスが下手である。こまめに掃除するように注意しても、長続きしないようだ。「公徳心がないから、社会や他人を気遣う余裕がないのだ」という人が結構いる。
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