中国のトイレは、なぜ汚いのか

トイレを見れば、その国のレベルがわかる

使用後、トイレが「ビショビショ」に汚れており、途方に暮れる旅館関係者も少なくない。さらに、これは本当か、と耳を疑ったが、洋式トイレで座らずに、上に乗って用を足す人がいるとの話も複数聞いた。あろうことか、なんと「流さない」旅行者もいるというのだから…。

「家中トイレ」は、きれいになっているのだが…

とはいえ、中国の国内に話を戻すと、大きな変化も見られる。知人の家を訪ねたりするときに気づくのだが、最近の中国人の「家中トイレ」は、明らかにきれいになっているのだ。ところが公衆トイレはまだ汚いのだ。このギャップは何から来るのか。それは「自分のものではない」という感覚、つまり、社会主義の公共財産に対して「保護義務」が薄い心理が、根底にあると思われる。

環境問題がそうであるように、世界最大の勢力である中国人のトイレがきれいになったら、地球も随分ときれいになるだろう。

もちろん、今でこそ少しは大きな顔ができるようになったが、ひと昔前は、悪名高い「農協ツアー」のように、日本人も外国では散々さげすまれたものである。温かく隣人の中国を見守ることに、いまの日本の役割があるのかもしれない。

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • ブックス・レビュー
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
半導体狂騒曲<br>黒子から主役へ

情報通信に欠かすことのできない半導体。可能性は広がる一方、巨額のマネーゲームの様相も強まっています。国の命運をも左右し始めている激動の業界。日本と世界で今何が起こり、どこに向かおうとしているのかに迫ります。

東洋経済education×ICT