ギャラを「安く提示される人」から抜け出す秘訣 ナメられず買い叩かれないために必要な考え方

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角田氏(左)と加藤氏(右)。角田氏の事務所にて撮影(本人提供)
「教科書を予習するのに、いちいち調べたり考えたりせずにすむように作られた、手軽な参考書」を指す”あんちょこ”という言葉。「安直」が語源ですが、「仕事にこそ、あんちょこが必要なんです」と話すのは、当サイトで『角田陽一郎のMovingStudies~学び続けてキャリアを伸ばす~』を連載中のバラエティプロデューサー・角田陽一郎氏。
そんな角田氏が、『考具』シリーズで知られる加藤昌治氏とタッグを組んだのが『仕事人生あんちょこ辞典』。昨年9月に代官山蔦屋書店で開催された本書の発売記念イベントを皮切りに、現在も配信にて、お悩み相談に答えるトークイベントを開催中です。
今回取り上げるのは、「ギャラの価格設定・交渉」に悩む、フリーランスの質問者への”あんちょこ”回答です。(前回の記事はこちら

「フリーランスのギャラ決め」は難しい

「公的機関から仕事をもらうことが多いのですが、拘束期間に対して、生活に支障があるほど対価が少ないケースが多いです。予算の都合もあるでしょうが、請け負っている仕事の相場がはっきりしないことも理由だと思います。自分の仕事の相場を決めるにはどうしたらいいか、教えてください」(30代・アートディレクター)

角田:この質問は、自分の仕事が買い叩かれてしまうのに対して、「いや自分はこれぐらいの対価が欲しいんだ」とどう言えば自分主導で対価を決められるか、そしてそれが言えるのか、ということですよね。そういう場面は僕もよくあるんですよ。

加藤:ああ、いまや角田くんもフリーランスだもんね。

角田:例えば、案件の1回目の会議って、クライアントさんからすればお試し的な顔合わせぐらいの意味合いなわけです。ところが僕はそこで結構アイデア満載でいろいろ喋っちゃうんですよね。

加藤:あなた、まあ、よく喋るもんね。

角田:結局いろいろ喋って「ああ満足した」みたいな感じで終わることが多いんだけど、そうすると、そういう「ただ喋ってる」ような事態って成果物が出しにくいから、お金は全然もらえないままですよね。この質問者のアートディレクターさんもそういう類いの悩みなのかな。

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