「積読しがちな人」が自分を責める必要がない理由 年齢を重ねることで「面白く読める」本がある

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角田氏(左)と加藤氏(右)。角田氏の事務所にて撮影(写真:本人提供)
「教科書を予習するのに、いちいち調べたり考えたりせずにすむように作られた、手軽な参考書」を指す”あんちょこ”という言葉。「安直」が語源ですが、「仕事にこそ、あんちょこが必要なんです」と話すのは、当サイトで『角田陽一郎のMovingStudies~学び続けてキャリアを伸ばす~』を連載中のバラエティプロデューサー・角田陽一郎氏。
そんな角田氏が、『考具』シリーズで知られる加藤昌治氏とタッグを組んだのが『仕事人生あんちょこ辞典』。昨年9月に代官山蔦屋書店で開催された本書の発売記念イベントを皮切りに、現在も配信にて、お悩み相談に答えるトークイベントを開催中です。
今回取り上げるのは、「読むべき本の探し方」に悩む質問者への”あんちょこ”回答です。(前回の記事はこちら

「本と出会うタイミング」は重要だ

「コロナで家にいることが多いので、空いた時間に本を読もうと思っています。これまで読んだことのないジャンルの本が読みたいのですが、どうやって見つければいいのでしょうか? 角田さん、加藤さんともに読書家ですが、どうやって本と出会っているのでしょうか?」

加藤:「どんな本を読めばいいのか」という質問だけど、「なんでもいいんじゃないの?」が加藤の回答かな。とはいえ、本とは……やっぱり当たり外れや、「べつに今読まなくてもよかったな」みたいなことがあるから、その時に途中で”やめる勇気”を持つことが大事だと思います。

角田:僕もまったく同じことを言おうと思ってた! 本が読めない人って、「読まなきゃいけない」と思ってるんだよね。でも、僕の『読書をプロデュース』という本にも書いてあるんだけど、むしろ「読まなくてもいいや」って投げ捨てる勇気が必要なんだ。そのうえで最後まで読めた本が「面白い」ということでいいんじゃないかなと思う。「買ったんだからもったいない」みたいに考えないほうがいいと僕も思います。

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