元アイドル作家「ギャラ交渉、赤裸々に話します」 大木亜希子×遠藤舞「仕事とファンの増やし方」
『アイドル、やめました』は持ち込み
大木 亜希子(以下、大木):前回は私たちが今の仕事に至るまでのことを話しましたけど、遠藤さんはボイストレーナーとして活動される一方、今年2月には著書『若いカワイイからの卒業』を発売されていますね。
遠藤 舞(以下、遠藤):noteの記事がきっかけで声をかけてもらったんです。大木さんは今年6月に文庫版として発売になった『アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア』のほかにも出されていますけど、出版の経緯を伺ってもいいですか?
大木:実は『アイドル、やめました。』は持ち込みなんです。
遠藤:えー、そうなんですね!
大木:担当の編集者さんと最初にお会いしたのも、出版社とかではなく、友人の作家さんのブックイベントで。質問コーナーで「アイドルのセカンドキャリアの本を出したいです。編集者さんとつないでください」って言ったんですよ。今振り返っても超空気読めてなかったと思いますけど、やりたいことだったからできたのかなと。編集者さんも後から「気迫に負けました」って言ってくださって。
遠藤:人脈を自分で作ったんですね。
大木:そうですね。遠藤さんは人の縁をつなぐうえで、気をつけていることってありますか。
遠藤:何よりも誠実に仕事をすること。時間を守る、期限を守る、お金のこともきっちりやる。めちゃくちゃ基本的なところではあるんですけど。
大木:大事ですよね。
遠藤:あとはやっぱりバラエティー出身っていうことがあって、お会いした方をつねに笑わせようとしているような気がします。それで仲良くなっていって、お仕事をいただけることが多いですね。