アイドルの「潰しがきかない」って本当の話ですか 大木亜希子×遠藤舞「好きなことはいつかつながる」
面識は?
遠藤舞(以下、遠藤):SDN48さんとは番組でお会いしたことがあるんですけど、大木さんいらっしゃいました……?
大木亜希子(以下、大木):たぶんいないと思います。どの曲ですか。
遠藤:蝉のシングルで、シルバーの衣装が印象的でした。
大木:『MIN・MIN・MIN』ですね。シルバーの衣装を着ているのが選抜チームで、そのとき、私はカップリングの『おねだりシャンパン』という曲のメンバーでした。アイドリング!!!さんとは、フェスや音楽番組などで、グループ全体では関わりがあったんですよね。
遠藤:だから直接的にはお会いするのは今日が初めてですよね。ただ、お話をいただく前から、著書の『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』で同居しているササポンの記事(「おっさんと住む元アイドルが得た『最高の天職』」2019年12月13日配信)を、だいぶ前から読ませていただいていて、「面白い人がいるなあ」って。
大木:私は2009年に遠藤さんがヒロイン役を務められた『魔界転生』という舞台を拝見したのが最初です。知り合いの舞台俳優さんが出ていらっしゃった縁で。六本木の俳優座ですよね?
遠藤:俳優座でしたね。
大木:和風の衣装を着て、長いカツラをかぶって完成されたキラキラした印象でステージの上に立っていて、歌も歌っていて。そういう認識があったのでなんかアイドリング!!!の方っていうよりは、単体での認識が先でした。
遠藤:まれなパターンかもしれない。
大木:そういう意味では、グループ卒業後のご活躍のほうが身近だったかもしれません。遠藤さんのツイッターはめちゃくちゃ面白いし、芸能界から一般企業という、数少ない同じキャリアを歩んでいらっしゃる方って、全員知り合いじゃないけど限りなく島は狭いじゃないですか。
遠藤:そうですね。数える程度しかいませんよね。だからいつかお会いするだろうと思ってたんですよ。