【映像解説】就職協定の歴史は「抜け駆け」の歴史--2013年新卒採用から就職協定改定は可能か?
10月6日、大手商社の業界団体である日本貿易会が「2013年の新卒採用から、採用活動時期を遅らせる」と発表した。
現在は、大学3年の10月から会社説明会を開始し、4年の2~4月に実際の採用活動を行い、ゴールデンウィーク前に内々定を出すというケースが多い。
しかし、学生が3年から就活をスタートすると、学業に集中できない、海外留学しにくい、といった弊害がある。
そこで、日本貿易会は、3年の2月から会社説明会を開始し、4年の8月に実際の採用活動を行うという改革案を発表した。
改革案そのものは評価できる。ただ、改革案を実行した場合に、企業の採用活動が変化するだろうか?日本貿易会加盟の商社が新協定を守ったとしても、他業界はどうだろうか?
そもそも1972年に制定された「就職協定」は違反する企業があまりにも多すぎたため、97年に廃止されたのだ。昔守れなかったことをこれから守れるのか?
就職協定改定について、東洋経済HRオンライン編集長の田宮寛之が解説する。
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