テレビ過去番組、さっさとネット配信せよ!

<動画>積み残し課題は後から解決すればいい

毎日みんなでテレビを囲む家庭が少なくなる中、民放各社はどう動く?(写真:アフロ)

見逃したテレビ番組をネットで無料視聴できる――。来年にも、民放各局によるそんな新サービスが、ごく一般的なものになりそうだ。

民間放送連盟の井上弘会長(TBS会長)は9月中旬の記者会見で、日本テレビやフジテレビなど在京のキー5局が放送済みの番組をインターネットで再視聴できるサービスを共同で開発する方針を発表した。来年にも試験的な運用を開始する見通しだ。これに先立ち、TBSでは10月中旬から「無料見逃し番組配信」を独自にスタートさせている。

新方針の前に横たわる2つの課題

この記事は週刊『夏野総研』とのコラボレーションでお届けします

夏野剛氏はこの民放連の方針について「これはとてもいい話。もっと10年くらい前から議論して可能性を検討してほしかったことだ」と語る。

これまで民放過去番組のネットでの無料配信が難しかった理由は、大きく2つあると夏野氏は指摘する。まず1つは、番組出演者への出演料支払いをめぐる問題だ。「すでに出演料を払い終わっている番組をネットで配信する場合に、その分追加で支払いを要求している出演者団体もある。何より、すべての関係者に許諾を取って回るというのに膨大な手間がかかってしまう」(夏野氏)。

この課題に対し夏野氏は、「過去の番組の配信は全部見送ればいいのではないか。今後は出演契約にネット配信の言葉を入れ込んで、これから始まる番組だけでもすぐにネット配信を始めてほしい」と提案する。

次ページもう一つの課題とは?
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 「米国会社四季報」で読み解くアメリカ優良企業
  • 女性の美学
  • インフレが日本を救う
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
集中連載「日立 踊り場の先へ」<br>世界で戦える組織へ

成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。