まずはグーグルの「すごい」ニュースから。社員への報酬でこんなニュースがあった。『グーグル「できる社員には100倍の報酬を払う」給料は不公平であるべき。』。
これを見たほとんどの人が「当然のこと」だと感じるだろう。たしかに優秀な社員に多くの報酬を支払うことは当たり前である。ところが、実際にはそんな当たり前のことをできていない企業が非常に多い。原因の一つに、優秀ではない社員との“格差”を作ってはいけないという空気がある。
また、自分には甘く社員には厳しい報酬体系を敷くワンマン経営者も多い。そんななかで、“できる社員には100倍の報酬を払う”ことを平然とやってのけるグーグル。そういったカルチャーがあるからこそ、優秀な人材が世界から集まるのだろう。
規模拡大の一方で、スピーディさを失わない
そんな優秀な人材が原動力となり、グーグルはさらなる成長を遂げている。『グーグル、増収増益 広告好調で成長持続』。
主力の広告ビジネスが好調とのことだが、インターネットが発展すればするほど自社の業績がほぼ自動的に伸びていく仕掛けを作ってしまっている。その仕組みを作り上げたことは「すごい」の一言だ。
また、これほどまでに規模が大きくなると、企業の成長は鈍化してしまうもの。ところが、他の企業のように成熟するのではなく今なお増収増益している。この事実は、「すごい」どころか「すさまじい」とも言える。
会社の規模が大きくなると、時代や技術の変化に対して鈍くなってしまうもの。ところが、グーグルはスピーディーである。『次世代ユーチューバーはVR系? YouTubeアプリが360度動画に対応』と『グーグルがいつの間にか車会社「Google Auto」を設立していた』の記事を見るにそう感じるのだ。
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