米国で新型iPhoneはどう評価されているのか

アップルがついにタブーを破った?

iPhone 6S(写真:Beck Diefenbach/ロイター)

テクノロジー企業としていまだかつてない規模と広がりを持とうというアップルが、経営幹部の前言を翻すようなことをしている。

かつてスティーブ・ジョブズはスタイラスペンを古臭いものとして退けた。ところが驚くなかれ100ドル也のスタイラスペン「Apple Pencil」が登場した。

最新型iPadにはオプションでキーボードも用意され、競合するマイクロソフトのSurfaceのような特徴まで備えている。さぞかしアップル古参の面々はげんなりするだろう。

人々の期待に応え続けられるか

タブレットにスタイラスペンにキーボードという組み合わせは、長年にわたって経営幹部がうちでは作らないと言ってきたものだ。つまり現在の経営陣は過去を振り切って、消費者の好みの変化に合わせようとしているのかもしれない。

ただしこのシリコンバレーの巨人にとって中心的な存在は、相変わらずiPhoneであり会社の利益の56%を占めている。

9月9日、アップル社幹部はサンフランシスコ市内のビル・グラハム講堂で2時間超のプレゼンテーションに臨んだ。そこで彼らが特に強調したのは、今後も成功のカギを握るべきiPhoneの新しい特徴の数々だった。ほかにTVコントローラーの改良版や美しいApple Watchのバンドも発表したとはいえ。

「絶えず既成の範囲を超える会社でいてくれという投資家の期待は報われてきた」とシルバント・キャピタル・マネジメントのマイケル・サンソテラは言う。画面を大きくしたiPhone 6は昨年発売された。これによりアップルは2014年度第4四半期(7~9月期)に純利益180億ドルという株式公開企業として過去最高の四半期記録を達成した。

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