テレビ過去番組、さっさとネット配信せよ! <動画>積み残し課題は後から解決すればいい

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そしてもう一つの課題は、CMで儲けるというテレビ局のビジネスモデルだ。CMを飛ばして見ることの出来る録画機能が当たり前になっている中、過去番組の無料ネット配信まで一般化すれば、テレビ局はますます広告料を取れなくなる可能性が出てくる。

とにかく、今すぐにやるべきだ

ただ夏野氏は、この課題についてもこなしようがあると主張する。「CMも含め、ストリーミングでネット配信すればいい。地上波で放送してから1週間後にネット配信を開始し、1カ月間だけ配信するというふうな期限を設ければ、コマーシャルの製品もまだ売っている。それで一応のビジネスモデルは立つ」。

どんな形であれ、一刻も早くサービスを具現化することが最重要であると夏野氏は訴える。「放っておいても、テレビを見る若者の数は減っていく。現在の広告モデルの延長線上でもいいから、余計な心配をせずどんどん配信する。テレビ局の皆さん、前向きに検討してください」(夏野氏)。

音量にご注意ください

 

夏野 剛 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授

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なつの・たけし

早稲田大学政治経済学部卒業、東京ガス入社。米ペンシルベニア大学経営大学院ウォートンスクール卒(経営学修士)。NTTドコモでiモードの立ち上げに参画。執行役員マルチメディアサービス部長を務め、08年に退社。現在は慶應義塾大学政策メディア研究科特別招聘教授のほか、ドワンゴ、セガサミーホールディングス、ぴあ、トランスコスモス、DLE、GREEの取締役を兼任。経産省所轄の未踏IT人材発掘・育成事業の統括プロジェクトマネージャー現任。ダボス会議で知られるWorld Economic Forum の“Global Agenda Council”メンバーでもある。


 

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