そしてもう一つの課題は、CMで儲けるというテレビ局のビジネスモデルだ。CMを飛ばして見ることの出来る録画機能が当たり前になっている中、過去番組の無料ネット配信まで一般化すれば、テレビ局はますます広告料を取れなくなる可能性が出てくる。
とにかく、今すぐにやるべきだ
ただ夏野氏は、この課題についてもこなしようがあると主張する。「CMも含め、ストリーミングでネット配信すればいい。地上波で放送してから1週間後にネット配信を開始し、1カ月間だけ配信するというふうな期限を設ければ、コマーシャルの製品もまだ売っている。それで一応のビジネスモデルは立つ」。
どんな形であれ、一刻も早くサービスを具現化することが最重要であると夏野氏は訴える。「放っておいても、テレビを見る若者の数は減っていく。現在の広告モデルの延長線上でもいいから、余計な心配をせずどんどん配信する。テレビ局の皆さん、前向きに検討してください」(夏野氏)。
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