【映像解説】外国人留学生の積極採用と日本人大学生への影響
人材サービスのディスコは、全国の主要企業1万3421社を対象に、日本の大学で学ぶ「外国人留学生の採用に関する調査」を行った。
2010年度の採用実績と2011年度の採用見込みについて聞いたところ、2011年度に外国人留学生を「採用する予定」の企業は21.7%で、2010年度の実績の約2倍だった。
これを海外拠点の有無別にみると、海外拠点を持つ企業が10年度の19.8%から11年度の36.1%へ上昇している。
海外拠点を持たない企業でも6.4%から12.3%へと「採用する予定」の割合が高まっており、外国人留学生に対する採用意欲が強まっていることがよくわかる。
配属先は「日本」が8割超
10年度に新卒採用した外国人留学生の配属先について、「日本での勤務」と回答した企業は80.8%。
ここで、気になるのが日本の大学生の就職だ。
国内の状況を見ると、10年春に卒業した大学生の就職率は2年連続で低下して60.8%だった。11年卒業予定の大学生でも就活継続中の者は少なくない。
今後、日本人大学生の就職が外国人留学生に脅かされるということはないだろうか。最近は、外国人留学生だけでなく、海外の大学に学んでいる、外国人を採用する日本企業も増えている。
外国人留学生の採用増加と日本人大学生の就職について、東洋経済HRオンライン編集長の田宮寛之が解説する。
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