「会社があなたを不要と判断した時」何が起こるか 「3つの警告」を知ってピンチをチャンスに!

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「3カ月間は有給扱いにしますから転職活動してみませんか?」「今だったら退職金をたくさん払いますよ」といった条件面の提案も行われます。同意すれば労働契約の合意解約となり、「あなたも合意して、お辞めになりましたね」という形をとって労働契約を解消します。

退職勧奨はあくまで会社からの提案ですから、拒否すれば退職にはなりません。なりませんが、評価や給与が下がったり、職場に居づらくなっていきます。

会社が早期退職・希望退職の制度を導入したら、「不要な人には辞めていただきたい」という意思表示と受け止めてください。主なターゲットとなる45歳以上の人は、特に注意しなくてはいけません。

「不要」を「有益」に変えるチャンス

会社が不要と判断するのは「有害」な人です。給与に見合った活躍をしない、ハラスメントをするなど、他の社員や組織に悪影響を与えることが「有害」と考えられます。

このような人には、いなくなってもらうか、変わってもらわないと、周りがしんどくなります。本人の問題だけでなく、他の社員が辞めたり、病んだりするので、会社としては手を打たないとまずいのです。

次は「無害」な人です。無害とは、いてもいなくても一緒ということ。マイナスもないけれど、プラスもない。無害な人材でも許容してくれる会社ならいいですが、早期退職・希望退職を導入する会社が増えているのは「無害では困る」というメッセージです。「有益」な人材にならなくてはいけません。

無害なままでも会社が許容してくれるのであれば、定年まで逃げ切るのも1つの方法ですが、やはり心機一転、頑張ることをお勧めします。

「50代は変わらない」とよくいわれますが、変われる人もいます。年功序列の評価制度を変えて、ダメな点はきちんとフィードバックしてもらうようにすると、今まで言われていなかったことを指摘されて、「初めて気づきました!」と驚く50代の人が多くいます。

リストラの対象になりがちな「パフォーマンスより給与が高い人」は、今まで何も言われていなかったから、自分の課題に気づいていないことが多いのです。フィードバックを受けると、すねる人、まったく気にしない人、反応しない人もいますが、気づいて変われる人もいます。

人はいつでも変われるのです。50代だから変われない、なんてことは決してありません。会社から不要と判断されてしまったことを真摯に受け止め、働き方を改めたほうが、あなたも幸せだし、周りも幸せだし、家族も幸せです。変わるべきなら変わったほうが、みんながハッピーになれます。

解任・異動になる、評価・給与が下がる、希望退職・早期退職を勧められる、こうした場合は、自分を変える機会と受け止め、ピンチをチャンスに変えましょう。

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