「売れない」と言われたポケトークが快進撃の理由 齋藤太郎×尾原和啓のクリエイティブ対談3
齋藤:そう。プロダクトのシーズみたいなものをまっさきに僕に見せて、「どう思う?」と意見を求められたりする。僕も尾原さんと一緒で、けっこう辛口なことを言うんですよ。「これって、誰が使うんですか?」とか。
僕はその商品を必要とするのがどういう人なのかとか、誰がライバルになるかとか、そういうことにわりと気づけるタイプなので、おのずと辛口になるんですね。
それを正直にフィードバックすると、またいいバイブレーションが起きる。そこで僕は新たに宿題をもらってやりとりをする、というケースが多いです。
なので、いわゆるオリエンテーションの前に、「どう思う?」というところから話がスタートすることは多いですね。
ビジネスのクリエイティブ解決を触発する存在
尾原:クライアントがリトマス試験紙として自分を使ってくれるなんて、すごくいいことですね。クライアントからすると、それが酸性なのか、アルカリ性なのかわかれば、もうちょっと酸っぱくしなきゃいけないとか、アルカリを強めなきゃいけないとかわかる。
太郎さんが「この商品のライバルって、これじゃないですか」みたいなことを言うと、「そうか、そこまで考えてなかった」となるかもしれない。ということは太郎さんはクライアントのビジネスのクリエイティブ解決を触発する存在でもあるということですね。
(構成:長山清子)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら