「売れない」と言われたポケトークが快進撃の理由 齋藤太郎×尾原和啓のクリエイティブ対談3

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齋藤:そう。プロダクトのシーズみたいなものをまっさきに僕に見せて、「どう思う?」と意見を求められたりする。僕も尾原さんと一緒で、けっこう辛口なことを言うんですよ。「これって、誰が使うんですか?」とか。

齋藤太郎(さいとう たろう)/コミュニケーション・デザイナー/クリエイティブディレクター。慶應義塾大学SFC卒。電通入社後、10年の勤務を経て、2005年に「文化と価値の創造」を生業とする会社dofを設立。企業スローガンは「なんとかする会社。」。ナショナルクライアントからスタートアップ企業まで、経営戦略、事業戦略、製品・サービス開発、マーケティング戦略立案、メディアプランニング、クリエイティブの最終アウトプットに至るまで、川上から川下まで「課題解決」を主眼とした提案を得意とする。サントリー「角ハイボール」のブランディングには立ち上げから携わり現在15年目を迎える(撮影:梅谷秀司)

僕はその商品を必要とするのがどういう人なのかとか、誰がライバルになるかとか、そういうことにわりと気づけるタイプなので、おのずと辛口になるんですね。

それを正直にフィードバックすると、またいいバイブレーションが起きる。そこで僕は新たに宿題をもらってやりとりをする、というケースが多いです。

なので、いわゆるオリエンテーションの前に、「どう思う?」というところから話がスタートすることは多いですね。

ビジネスのクリエイティブ解決を触発する存在

尾原:クライアントがリトマス試験紙として自分を使ってくれるなんて、すごくいいことですね。クライアントからすると、それが酸性なのか、アルカリ性なのかわかれば、もうちょっと酸っぱくしなきゃいけないとか、アルカリを強めなきゃいけないとかわかる。

太郎さんが「この商品のライバルって、これじゃないですか」みたいなことを言うと、「そうか、そこまで考えてなかった」となるかもしれない。ということは太郎さんはクライアントのビジネスのクリエイティブ解決を触発する存在でもあるということですね。

(構成:長山清子)

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