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【産業天気図・建設機械】新興国インフラ需要に牽引され、業界景況感は後半「晴れ」へ改善

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 コマツにとって足元の需要は想像以上に強い。10年4~6月期決算は、10年1~3月決算を売り上げ利益とも上回った。1~3月期は中国での売り上げが集中する春節商戦に当たるため、1年でもっとも数字が膨らむのが普通だが、コマツの4~6月期は、中南米やオセアニア等の地域が好調で、中国春節商戦の反動減をのみ込んだ。コマツは7月末に業績の上方修正を行っている。

業界2番手の日立建機は、コマツに比べるとグローバル化の範囲がやや狭く、春節商戦の反動がモロに出て4~6月期は1~3月期を下回った。だが、前年は営業赤字だった4~6月期が今回は黒字に転換し、明確な回復基調を印象づけた。日立建機は前期にインド最大のタタ財閥と組んだ合弁を連結子会社化し、ポスト中国として期待されるインド市場で最大シェアに躍り出た。今後、やはり新興国の成長とともに業績を回復させていくだろう。

コマツ、日立建機、さらに国内3位のコベルコ建機などは、足元はすでに「晴れ」の状態にあるといっていい。だが、これが油圧ショベルではなく、建設用クレーンの分野になると状況が一変する。

タダノや加藤製作所などが主力とする建設用クレーンは、需要の回復が油圧ショベルに遅行する。建機需要を支える新興国のインフラ建設にしても、まずは油圧ショベルが活躍する土木工事が必要で、その後に設備や建物をつくる段になってクレーンの出番となる。油圧ショベル中心のメーカーは前期が業績の底だったが、クレーンメーカーは1年遅れて今期が底となるのが確実だ。

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